COLUMN訪看コラム

JICA日系社会ブラジル研修

11/15(水)なかはら在宅サポートセンターとサービス付き住宅レインボー上平間にて、JICA(独立行政法人国際協力機構 横浜センター)日系社会ブラジル研修「病院から地域へ多職種によるチーム医療福祉」のため見学に来られました。

3日間の最終日に、川崎協同病院や診療所や老健樹の丘での見学の後、なかはら看護小規模多機能ホーム・デイサービスみやび・なかはら訪問看護ステーション・レインボー上平間の見学対応をしました。
職員や利用者さんも「Olá:オラー!!」と元気に挨拶で歓迎しました。
ブラジルの方は、医師・歯科医師・看護師・薬剤師・理学療法士6名と日本語通訳の計7名が参加されました。
ブラジルのアマゾン地方やパラナ州は介護保険制度が無いため、日本の昭和初期のような医師が主導の医療が中心で、家族や親戚が介護をするのが通常ですべて親族での負担である現状を知りました。
日本の介護保険制度で、看多機のような包括的サービスが受けられる仕組みや高齢者住宅で高齢者が独居で相談員から支援を受け生活しているということに、とても関心を持たれていました。
訪問看護では、病状確認や内服薬の管理医療や支援は共通しており、世界を感じ嬉しく思いました。
訪問でタブレットを活用し、診療所と情報共有することや訪問看護師で行うナースリハビリや嚥下体操などの予防看護にも興味関心があった様子でした。

高齢者住宅で行われていた「ふれあいカフェ」(なかはら看護小規模多機能ホーム主催)へお邪魔しました。
近隣の方々がお茶を楽しみながら、数名の方が参加しています。
90歳代男性のハーモニカ演奏により童謡の合唱を聞いていただきました。
その後、讃美歌「アメージング・グレイス」をしっとりと演奏させると、ブラジルの方々から大喝采と涙される場面が感動的でした。


ブラジルの方々がお礼にとブラジルの応援歌を歌って下さり、一同がムード全開で盛り上り、ふれあいカフェ参加者と手を取りダンスパーティーの様でした。


介護保険制度への感謝と、みんな笑顔で楽しく文化交流が行われました。

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